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フェローの声

第8回 東京都 渋谷区

明治神宮

 私(佐藤まゆみ)は、東京生れ、東京育ちです。
大学は名古屋で過ごし、又東京に戻り、渋谷で亡き父佐藤貞勝の後を継ぎ開業しています。今回は初詣で賑わう有名な明治神宮の事をご紹介したいと思います。私は幼少の頃から、父、母に連れられ毎年の初詣参りは明治神宮、いまだにその初詣参りは、子どもが生まれても、父が亡くなって2年した後からも延々と続いております。

明治神宮

明治神宮

 渋谷区代々木鎮座。大正9年11月1日創建。

 明治神宮は皆様もご存知の通り、明治天皇、昭憲皇太后をお祀りしています。他に神宮外苑、明治記念館、6月中旬花菖蒲が美しい御苑などの自然に恵まれ、初詣では例年日本一の参拝者数を集めます。そのほか、大相撲横綱土俵入りや、子どもの祭まで幅広い祭典と行事、厄祓い、祈願をとりおこなっております。

 明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社で、清らかで森厳な内苑を中心に、聖徳記念絵画館を始め数多くの優れたスポーツ施設を持つ外苑と、結婚式とセレモニー、パーティー会場の明治記念館とからなっています。

 内・外苑一帯にわたって鬱蒼と茂った緑したたる常磐の森は、神宮御鎮座にあたり、全国から献木されたおよそ10万本、365種の人工林で、面積は 70万平方メートル、国民の心のふるさと、憩いの場所として親しまれています。

明治神宮 歳旦歳

 元旦の早朝に行われる祭儀で、皇室の弥栄と国家の隆昌を祈り、今年の誓いを新たにする祭典。

初詣

初詣

 “一年の家族の無事を祈って”

 何と言っても初詣は明治神宮!近くにはかの有名なNHKがあり、大晦日のNHK紅白歌合戦が終了するや否や、皆さん明治神宮に初詣に繰り出されるという具合です。若い時にはNHK紅白歌合戦を見終わると、明治神宮にそれこそ急いで支度をして家族で出かけたものです。参道は参拝の方で一杯で押すな押すなつぶされる!さながら山手線の朝のラッシュとそのものに小さな子どもはつぶされるかと泣き出す始末です。一種のお祭りの時のお神輿担ぎに似た様相です。今回載せました写真は、元旦の朝11時ごろの初詣の状況です。この時間になりますと参拝の方も優雅になり、静々と粛々と誘導の警官に従って参拝を待ちます。参拝の後は、文化館での沢山の出店(酒饅頭、甘酒、おでん、お好み焼き、たこ焼き、やきぞば・・・・・・)で好きなものを買い楽しみます(エ!私だけかしら?)。

武道館 至誠館

武道館 至誠館

 至誠館は、明治神宮御鎮座50年を記念して、昭和48年10月に開設されました。明治維新の大業をなし、近代国家の基礎を確立され、尚武剛健の気風を御奨励遊ばされた、明治神宮の御祭神であらせられる明治天皇の大御心(おおみごころ)を奉戴し、御祭神の御神徳と御加護のもと、各種武道を通じて青少年の健全な心身の鍛錬と誠実な人格の陶冶(とうや)を行い、以て次代を担う人材の育成に寄与すべく、日本武道修錬の綜合武道として創建されたものです。

横綱土俵入り

横綱土俵入り

 横綱の推挙状授与式ですが、横綱の推挙状は江戸時代からはじまり、相撲司の吉田襖風家からその邸宅の祭場で授与されていたようで、第40代東富士までは熊本の司家より横綱免許状が出されていました。そして第41代千代の山より、明治神宮の神前において相撲協会から推挙状が出されることになり、昭和26年6月8日、神前ではじめて横綱推挙式と手数入りが行われ、以来、恒例として横綱推挙式は明治神宮で行なわれます。現在では横綱推挙式のほか、正月の手数入り(例年1月5〜7日ころ)と秋の相撲大会に横綱土俵入りが行われます。ちなみに「手数入り」の「でず」とは、わざの意味で吉田司家の口伝に横綱土俵入りを「手数入り」といったことから由来します。

明治神宮外苑

明治神宮外苑:イチョウ並木
明治神宮外苑:神宮外苑花火大会

 健全な青少年育成を目的に、野球場(神宮球場、草野球場?)テニスコート(クレーコート20面、室内コート8面)ゴルフ場、フットサルコートなど近代的な各種スポーツ施設が完備され、体力の向上や心身鍛錬の場として大いに活用されるとともに、世界的にも有名なイチョウ並木や、苑周の遊歩が楽しめる憩いの場として、多くの人々に親しまれています。

 ちなみに、写真の銀杏並木の左側にテニスコートがあります。私はその神宮外苑テニスコートの会員です。また、サッカーでも有名な国立競技場も写真の突き当たりの絵画館の左手にあります。

 8月中旬には夏の風物詩、神宮外苑花火大会が開催されます。神宮の夜空に咲き乱れる10000発の花火が真夏の一夜を彩ります。各観覧会場では、人気アーティストによるライブが花火大会をさらに盛り上げます。

御苑の花菖蒲

6月中旬、花菖蒲が妍を競います

6月中旬、花菖蒲が妍を競います

紅葉の代々木公園

紅葉の代々木公園

「うつせみの 代々木の里は しづかにて

都のほかの ここちこそすれ」

 明治天皇がこのようにお詠みになりました御苑は、江戸時代初期以来加藤家、井伊家の下屋敷の庭園でしたが、明治時代に宮内省の所轄となり、代々木御苑と称され、明治天皇、昭憲皇太后には度々お出ましになられたゆかりの深い名苑です。

 苑内には隔雲亭(かくうんてい)、お釣台、四阿(あずまや)、菖蒲田(しょうぶだ)、清正井(きよまさのいど)などがあり、曲折した小径が美しい笹熊の間を縫い、武蔵野特有の面影をとどめている名苑です。

 中でも明治天皇が昭憲皇太后のために植えさせられた菖蒲田の花菖蒲は、現在も大切に守り育てられ、6月には見事な花を咲かせます。
 写真は渋谷区区長主催の各国大使、外交官、民間団体を招いての花菖蒲園遊会の様子です。

 以上、明治神宮をご紹介しました。
 また、隣接している代々木公園は、東京渋谷の都会にもこのような静かで広い空間のあることを、ニューヨークのセントラルパークにも引けをとらない代々木公園のあることを知っていただければと思います。

 是非、東京においでの際には一度はお出かけ下さい。運気が上がるといわれている場所です。

(文責 佐藤まゆみ)

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私(左端)と渋谷区歯科医師会テニス部の仲間達

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