国際歯科学士会
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三大事業総会/認証式

第50回日本部会総会・認証式 速報
第50回日本部会総会・認証式・50周年記念式典及び50周年記念エキスカーション

ICD50周年記念式典に参加して

堅田 尚生

 5月19日、羽田空港の朝は雨で、空は黒く覆われていましたが、帝国ホテルに向かっていると雨もあがり、50周年式典を祝うかのような良い天気になりました。

江間誠一郎会長

江間誠一郎会長

 13時より富士の間で記念式典が開催されましたが、小板橋事務局長の厳粛な中にも温かみのある司会で式典が進行されたように思います。

 江間誠一郎会長のご挨拶は、日本部会設立の際の苦労話など、ICDの50年の歴史の重みと、100周年に向けてのお話で、心うたれるものでした。日本部会の発展を願っています。

会員功労賞・河村洋二郎マスター

会員功労賞・河村洋二郎マスター

 次に会員功労賞を河村洋二郎マスターが受賞されましたが、先生は今も本当にお元気で三十数年前に大学で講義をしていただいた学生時代を懐かしく思い出しました。

 萬屋裕常任理事のご講演『50周年の歩み』の中で奥村鶴吉先生とオットフィー先生が88年前、すなわち口伝えで知識のコミュニケーションをしていた時代に、ICDの話し合いがされ、それから38年を経て1957年に34名で日本部会が認証されたとのこと、この設立までは本当に苦労が多い道のりであったと思います。

講演される五木寛之氏

講演される五木寛之氏

 オットフィー先生が学長であられたノースウェスタン大学歯学部は、残念なことに現在、学生募集をしていないようで、保存のブラック先生のチゼル等の遺品もダンボールの中だと聞いています。そのかわりにも奥村先生が長く校長をされた現在の東京歯科大学の益々のご発展を願うばかりです。

 五木寛之氏の特別講演では仏教の慈悲のお話があり、現在の暗い歯科界を思い少しうつ気味になっていた私に勇気を与えて頂きました。おかげさまで、今回のICDの記念式典に参加し、充実した一日を過ごすことが出来ましたこと、関係各位の皆様に心から感謝申し上げます。

ICDフェロー認証を受けて

大谷 洋

Donald Johnson国際会長

Donald Johnson国際会長

 昨年の認証式を事情により欠席したために今年度新たにフェローになられた先生方と共に認証を受けることになった。奇しくも今年はICD日本部会50周年記念式典と重なり Donald Johnson 国際会長夫妻はじめ各国代表の参列する認証式はまさしく伝統の重みを感じさせる厳粛な雰囲気の中で行われた。

 60代半ばをむかえた自分がニューフェローとは少しばかり気恥ずかしい気持ちでいたが式場に居並ぶ著名な先輩フェローを拝見して緊張の中にも幾分か安堵した。

宣誓に全員の気持ちを込めるニューフェロー

宣誓に全員の気持ちを込める
ニューフェロー

 20世紀半ばに始まり今世紀初頭にかけての50年間先輩フェローの先生方が名誉、奉仕の精神、国際貢献を謳っているICD綱領に基づいて輝かしい足跡を残されて今日を迎えられたことと思う。フェローとして認証された今、あらためて喜びと共に身の引き締まる思いでいる。既に昨年から学術委員として籍を置いてはいるものの他の先生方のような実績や経歴を持ち合わせていない自分には荷が重く感じられ正直、委員会では身の振る舞いにも困っている。とはいえ丹野、萬屋両先生の推薦を戴いてICDフェローとして名を連ねることが出来たこの機会を契機に共に学び、今一度自分自身を鍛えなおしてリニューアルしたいと考えております。今後は先輩フェローの指導を仰ぎつつICDの名を汚すことの無いように堅実な歩みを積み重ねて行きたいと思っておりますのでご協力をお願いします。


Business Meetingについて

ICD日本部会国際理事
千田 彰フェロー
佐藤吉則フェロー

本年度の50周年を記念する認証式には、国際会長をはじめ多くの部会から例年になく、当該部会の会長および国際理事が出席されることが予測されました。そこで、50周年記念準備委員会に依頼して、国際会長を囲んで各国部会のフェローが論議できる場を設定して頂きました。その結果、5月19日の14:30−16:00にビジネスミーティングを行い、詳細は以下の通りです。

1.ビジネスミーティングの目的

50周年記念の認証式には、国際会長をはじめ多くの部会の代表者が参加されるので、国際理事会の場では討議できない内容、国際理事会に参加できない部会が国際会長に聞きたい内容などについて、各国部会が自由な意見を述べて討議することを目的とした。

2.出席者

計12名

議長 国際会長
日本部会 森山次期国際会長、千田国際理事、佐藤国際理事
カナダ部会 会長 Dr.Mike Suzuki
韓国部会 会長 Dr.Kim、事務局長 Dr.Yeo
台湾部会 会長 Dr.Lan、事務局長 Dr.Liu、フェロー Dr.Tsueg
ミャンマー部会 次期会長 Dr.Cho Sitt、事務局長 Dr.Tun Tun Thwe
3.討論内容
1) フェローの入退会について
  *韓国および台湾ではフェローの減少が報告された。
*本部としては、フェローにどんなことをしてくれるのか?:台湾
  <意見>
  • 米国大統領が述べたように、本部が各国にどんなことをしてくれるかではなく、各国部会のフェローがICDに対してどんなことをするかが大事:国際会長
  • ICDフェローは、車の種類やプールの有無に最大の関心を持ってはいけない:国際会長
  • 日本の道路は、大変綺麗で、タバコを持参している灰皿で消すマナーがあり、立派な国である:国際会長
  • どのように歯科の発展を考えていくかが大切
  • ICDはロータリークラブのような会である:韓国
  • アメリカは、退会時に必ずキーを返却させる
2) ミャンマー部会からの意見
 
  1. ミャンマーは、海外への送金が禁止されている:会費の送金が困難
  2. ミャンマーはファミリーネイムが無いので、名簿作成で気を付けてほしい。
  3. ミャンマーは、現会長が他国に住んでおり、事務手続きで困っている。
  4. 本年度の年会費を、直接、国際会長に手渡した。
  5. ミャンマーの事務局長が、いまだ入手していない自身のキーを国際会長から受け取った。
  6. ミャンマー部会の次期会長が、来年、部会の会長として正式に国際会長から承認された。

*国際理事の活動内容についてはこちら

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