国際理事会開催報告
国際歯科学士会日本部会
会長 齋藤 毅
この度、ICD・日本部会の最大の事業である2009年度総会・認証式および懇親会ならびに併催行事として企画されたICD・国際理事会が横浜において、2009年5月21〜23日に盛大かつ成功裏に終了出来ましたこと、日本部会会長としてフェロー各位の協力に衷心より感謝申し上げます。
国際歯科学士会(ICD)は、その倫理綱領に会の目的と会員・フェローの自覚および職務が詳細に述べられております。これは他の歯科専門学会が単に専門領域を考究するものとは一線を引く目標であり、フェロー各位に、プロフェッションとしての倫理と社会に貢献するための行動規範が規定されており、それ故に本会の存在意義があります。
この綱領を目指して集まる世界各国のICDのフェローの数は20支部・1万2千人を数え、日本部会は第7支部を構成し、フェローは350人を数えております。
本年は、ICD国際本部の事業を企画・執行する国際理事会(International Council Meeting)の当番国としての栄誉を日本部会が指名されました。日本部会では2008年度国際会長として活躍された森山徳長マスターおよび国際理事の佐藤吉則、および千田 彰フェローを中心に、「準備委員会」ならびに『実行委員会』を設けて準備に当たり、開港150周年を迎える横浜の地にあるパシフィコ横浜ならびにヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルに於いて開催することが出来ました。会議にはICD国際会長 Dr.Richard.A.Shickをはじめ本部役員、世界各国の48名の理事およびフェローが参加して盛大な国際会議が執り行われました。会議では、活発な活動が認められる中国およびミャンマーがそれぞれ]V、]W支部へと昇格が認められ、出席者から祝福の声がかけられました。
また席上、ミャンマー部会のCho Sitt会長からは日本部会からの毎年に亙るドネーション(援助)と支部昇格に際しての助成に感謝する旨の挨拶がありました。
特に本国際理事会は日本で初めての開催であり、日本部会の総会行事と併催としたため国内部会のフェローとの国際交流の場となり、国際歯科学士会の名に相応しい盛大な国際交流会となりました。ICD日本部会の役員ならびにフェロー各位の協力に改めて感謝いたします。
国際歯科学士会日本部会
国際理事 佐藤 吉則
2009年度の標記理事会は、本年よりさかのぼること約3年前に、日本開催の打診があり、当時の日本部会会長はじめ役員、森山副会長(当時)が協議して、開催受け入れを表明し、準備を重ね、無事に本年開催にこぎつけました。
開催に当たって、国際理事関係では森山マスターおよび千田国際理事、日本部会関係では全てのマスター、役員、準備委員、実行委員などにより、案を慎重に審議いただき、国際標準に近い形式で開催できました。
2009年度国際理事会は、以下の日程で開催されました。
- 5月21日(木)
- 5月22日(金):横浜インターコンチネンタルホテル
- 7:00- 8:00 朝食
- 8:00-12:00 理事会
- 12:00-13:00 昼食および記念写真
- 13:00-17:00 理事会小委員会
- 5月23日(土):パシフィコ横浜
- 7:00- 8:00 朝食
- 8:00-12:00 理事会
- 12:00-13:00 昼食
日本部会会長招宴
2009年国際理事会の日本部会会長招宴は、5月22日(金)、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルの3F「BAY VIEW」にてPM6:00より開催されました。海外からは70名、日本部会からは46名が参加されました。齋藤毅会長の開会の辞で始まり、国際会長のDr.Richard.A.Shick、引き続き、事務局長のDr.Robert Bradyから挨拶があり、程なく、日本部会からの記念品である法被セレモニーが齋藤会長により行われ、それに続き、乾杯が前国際会長の森山徳長先生により執り行われ、その後、法被を羽おりながら、会場は、非常に盛り上がりを見せていました。
さらに、アトラクションとして忍者ショーが行われ、その後、セクションI〜XXまでの理事の名前の紹介が行われ、次期会長の天野恵先生の閉会の辞で散会となりました。国際理事らと暫し一時を過ごせたことをうれしく思います。最後に、ご尽力頂いた関係各位に心から感謝し報告といたします。
国際交流委員会 佐々木慎一
認証式 新フェローレポート
2009年5月23日パシフィコ横浜でのICD総会において、新フェローとして認証していただきました。
私にとっては雲の上の存在である歯科界の重鎮の先生方、また各分野のトップの先生方と同じ会に入れていただくという不安と緊張で、一睡も出来ずに当日の朝を迎えました。
新フェロー控え室では、各務先生はじめお世話役の先生方の人柄に接しているうちに、少しずつ緊張がほぐれてきましたが、ズッシリと体に感じるガウンの重みに重責を感じて再び緊張が強くなり、式で名前を呼ばれる直前にはピークに達していました。
会場では、先輩フェローの先生方が何度も声をかけて下さり、そのあたたかいお言葉に感激しながら時間が過ぎ、ホッとした気持ちになったのは、帰りの車の中でした。自分の結婚式でもこんな緊張は味わうことがなかったように思います。
今後はオピニオンリーダーとしてICDの名に恥じないメンバーになれるように、又、地域医療に貢献できるように日々努力を重ねていきたいと思います。
推薦して頂いた小板橋誠フェロー、鈴木設矢フェローに心から感謝します。
ありがとうございました。
2009年度新フェロー 井上 淳子
アトラクション、懇親会レポート
今回のアトラクションは東京で人気のジャズ・トロンボーン奏者、池田雅明さん率いる「池田雅明カルテット」のみなさま。明るいスタンダードナンバーでスタートする中、新フェローの先生方がスポットライトに照らされ、会場の拍手と共に入場されました。
齋藤 毅日本部会会長の御挨拶の後、今回は国際理事会も開催されたこともあってRichard.A. Shick国際会長ほか、多数のご来賓の御挨拶をいただいて懇親会が始まりました。
美味しいお料理とお酒の酔いの中、終始和やかな雰囲気に包まれて懇親会は進み、ダンスタイムもあって大いに盛り上がり、あっという間の3時間でした。
最後に新フェローの紹介、留学生紹介を行い、名残を惜しみつつも次年度の開催地、大阪での再会を期してお開きとなりました。
広報・編集委員会 浅井 澄人
招待留学生レポート
海外留学生招待は横浜開港150周年記念でにぎわう横浜(パシフィコ横浜)で行なわれ、神奈川歯科大学、鶴見大学歯学部より各2名の留学生(チリ、韓国)が参加されました。
ICDの創設者であるDr.Ottofyが1898年に来日し、日本で最初の足跡を残したのが横浜で、思い出深いものがあります。
ICDの歴史、現在の国際交流の様子などのオリエンテーションに続き懇親会では同席のフェローとの交流に続いて自己紹介および齋藤会長より参加証の授与が行なわれました。その後、国際会長のDr.Richard.A.Shickより激励のお言葉をいただき散会となりました。本年の総会は国際交流発祥の地にふさわしく、海外より多くの来賓の参加をいただき大変盛り上がった会となりました。開催に尽力された地元フェロー各位及び当日参加された多数のフェローのご協力に心から感謝申し上げ、報告といたします。
国際交流委員会 斉藤 政一
アジア部会懇親会レポート
国際交流の輪を広げるために、まずはアジアの各国との連絡、連携を強固なものにしようとの趣旨で5月23日午前8時から「アジア部会交流会」が開催されました。
韓国(Sec.11)から、1994年の国際会長のDr.Heun Taik Jheeをはじめとする3名、台湾(Sec.12)から2名、ミャンマー(Sec.34)から3名の先生方、日本からは橋本常任理事、佐藤理事、国際交流委員会委員ら8名が参加し、総勢16名出席の会でした。初めてということもあり各部会の紹介が主でしたが、他国の部会からは被災地の救援等積極的にボランティア活動をしているとの報告があるなど、お互いに良い刺激を受ける会となり、素晴らしい企画が行えたと思います。後日、参加した各国のフェローから、「とても良い会であった、今後も続けていきましょう」というメールを頂きました。
開催に尽力された地元フェロー各位及び当日参加された多数のフェローのご協力に心から感謝申し上げ、報告といたします。
国際交流委員会 唐鎌 史行
国際フェローレディースツアー
鎌倉の一日
国際フェローのレディースツアーに参加して
今回は晴天の好日に、国際フェローレディースツアーに同行して鎌倉の大仏、アジサイで有名な長谷寺、鶴岡八幡宮の旅でとりました写真をご紹介いたします。大仏では感嘆の声があがり、長谷寺では日本の仏教文化に触れ、八幡様では結婚式に遭遇し、昼食は豆腐料理を頂きまして、海外の方たちには小さい旅ながらご満足いただき、ご一緒した私共も、供に楽しい思い出深い一日でした。
国際交流委員会 佐藤まゆみ