〈 総　会 〉

　2021年度総会・認証式はコロナ禍ではありましたが、感染対策に十分配慮し、2021年6月5日（土）午後1時30分よりホテルメトロポリタンエドモントにて行われました。感染予防の観点からZOOMを使用したハイブリッド形式で行い、マスク着用やソーシャルディスタンスなどに十分配慮し、会場とWEBを合わせて90名あまりの出席者の中、粛々と挙行されました。

　総会は冨士谷副会長の開会の辞に始まり、隅田会長の挨拶では例年通りの開催ができないことへの残念な気持ちと参加会員への感謝の言葉が述べられました。物故会員の黙祷に続き、三宮慶邦フェローが議長に選出されました。前島事務局長より2020年度会務報告、国際理事報告、選挙管理員会ならびに終身フェローについての報告がなされた後、第1号議案2020年度決算、第2号議案2021年度事業計画（案）、第3号議案2021年度予算（案）がそれぞれ満場一致にて承認され、鏡副会長の閉会の辞にて無事終了いたしました。

〈 アワード特別賞表彰式／宮�舞O会長マスター授与式 〉

　総会に引き続き、第1回アワード特別賞の表彰式が行われ、今回はジーシーデンタルインフォメーションセンター所長の篠崎　裕氏から平井　順フェローに、デンツプライシロナ社長の佐伯広幸氏より西野瑞穂フェローに、モリタ社長の森田晴夫氏より小室　甲フェローにそれぞれ楯と副賞が贈呈されました。また、ICDに対する長年の功績が認められ、宮�舞O会長に国際本部からマスターフェローの称号が授与され、その授与式も同時に挙行されました。

〈 認　証　式 〉

　今回は感染対策の一環として懇親会を中止し、認証式を2部形式で行うことになりました。また、昨年認証式が開催できなかった2020年度ニューフェローも参加されました。

　第１部は威風堂々の流れる中、会場参加者16名、WEB参加者5名に、隅田会長より認証状、綱領、バッジが贈呈され、ニューフェローを代表し、山崎長郎フェローが宣誓を行いました。ニューフェローは午前中からのオリエンテーションを経て、晴れてICDメンバーの仲間入りを果たしました。閉会の辞は井上副会長が述べられました。

　第2部では、隅田会長のニューフェロー歓迎とこれからのICD 発展を祈る挨拶があり、千田彰国際会長からのZOOMによるメッセージ、韓国部会会長からのビデオメッセージ、台湾部会会長からのZOOMによる祝辞が述べられました。ニューフェロー紹介では一人一人の挨拶と自己紹介あり、ZOOM参加者の中にはアメリカのシアトルから時差を超えての参加もありました。

　例年行われている特別講演やアトラクションおよび懇親会は中止となりましたが、充実した総会・認証式となりました。最後に前島事務局長より、開催に尽力された関係委員会フェローを始めとし、ホテル関係者、WEB担当者への感謝の言葉とともに、今回の開催に際して隅田会長の並々ならぬ深い想いと行動力あったことが紹介され、成功裏に終了いたしました。

　2021年6月5日土曜日に2021年度一般社団法人国際歯科学士会（ICD）日本部会の第64回総会・認証式がホテルメトロポリタンエドモントにて執り行われました。

　その中のイベントとして、第1回ICDアワード特別賞表彰式が開催されました。

　この表彰制度は、前会長である宮�普@隆先生の御尽力により発足した制度で、執行部、改革推進委員会、並びにご協賛いただいた各企業の皆様と共に準備を進めてまいりました。コロナウイルス感染拡大により、1年延期された表彰式で、発案から3年という長い時間の末、今回の表彰式が実現致しました。

　ICDアワード特別賞とは、海外での歯科医療に貢献した歯科医師を表彰するもので、国際歯科学士会に相応しい表彰制度であり、第1回特別賞は、歯内療法で著名な日本大学客員教授の平井　順フェロー、小児歯科で有名な徳島大学名誉教授の西野瑞穂フェロー、第23代ICD日本部会会長・小室　甲マスターの御三方が受賞されました。平井フェローは、ICD日本部会と在日米軍との技術交流等の功績で、ICDアワード特別賞（GC賞）を、西野フェローは、モンゴルでの公衆衛生学的活動の功績で、ICDアワード特別賞（デンツプライシロナ賞）を、小室マスターは、ICDミャンマー支部発足に関わる支援の功績で、ICDアワード特別賞（モリタ賞）を受賞されました。

　歯科界をリードする功績により受賞された3名の先生方に改めて敬意を評したいと思います。また、このたびご協賛いただいた企業（GC、デンツプライシロナ、モリタ）の皆様に、心より御礼申し上げます。