国際歯科学士会
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三大事業 冬期学会

開催報告 2003年度冬期学会

■総括

挨拶する栗山会長
挨拶する栗山会長
 約80名の出席を得て、午前中は会員限定講座を行った。今学会のテーマは「歯科の未来」ということで、その主旨をICD日本部会・栗山純雄会長は次のように述べています。
 20世紀末、国連WHOの歯科部長バームス博士は、グローバルコンピューターで2025年先進国では歯科疾患の変化から、エアータービンは不要、歯科大学も不要との大予測を発表、一大衝撃となった。ICD日本部会のスタンスは、歯科オピニオンリーダー。リーダーたる所以は歯科界と社会に対する先見性である。先見性は、過去・現在の反省、理解そして分析によって、それが未来志向につながる。歯科が重篤な苦悩にあるなか、この冬期学会では、ICDとして、時代の証言者及び、日本部会のスカラーをフェローより選抜、発言、討議。その結果、歯科未来に連動するオピニオンリーダーの歯車の一つとしたい。(プログラムより)
 学会は開会の辞を事業運営委員会・小板橋誠担当理事、挨拶を栗山純雄会長が行い会員限定講座が始まりました。


講演1

「医療福祉情報の新しい波に対処できる歯科医学・医療を求めて」

東京歯科大学学長  石川 達也
 マスター

講師・石川達也マスター
講師・石川達也マスター
[歯科医療の歴史と現状]

 歯科医師法制定時の明治39年まで遡り、これより以前は"YASI香具師”の類であったが、血脇守之助などの努力により医師法と同等になった。医科・歯科二元論もあるが、歯科は医科の一分野であり、脳の手術をするかしないかは医師の裁量の範囲であり、職業として制限を行うことは社会への貢献、学問の発展を妨げる。その良い例がエジソンとテスラーの戦いである。大学にいる人は、シールドの中にいるため、社会的な発明をほとんどしていない。障壁を取り除くことこそが大切である。いま札幌医科大学の全身麻酔の問題があるが過去には静脈注射の可否をめぐる裁判があったが、歯科医師が勝っている。医師法と歯科医師法との違いはほとんどないのである。

[医療保険制度の変遷]

 明治38年八幡製鉄所共済組合の成立
 昭和13年に内務省より厚生省が分離し設立され、昭和36年に国民皆保険となった。平成15年12月26日に保険医に対する国の審査はなくなり、現在は移項処置の状態である。

[歯科のアイデンティティーをどこに求めるか]

 歯科のアイデンティティーは歯科医師が扱うヒトの人生の質の管理であり咀嚼という生物としての基本的な生理活動の「質」の維持:すなわち生体に調和した下顎運動の構築である。言い換えれば咀嚼はOcclusal Programingであって、これが大脳中枢で動かされているのである。

[歯科医師数]

 2030年から人口が減少するので、大学の定員を早急に50%削減する必要があるが、代議員の数に影響するためおそらく実現不可能であろう。全く歯科界は泥塗れの状態である。

[主な診療行為の推移]

 1980年代まで補綴中心のカリエス治療であった。90年代からカリエス治療が減りはじめ、2,000年代に入るとインプラントが多くなり、特筆すべきことは全身管理(ヘルスプロモーション)が現れていることである。アメリカでもいま歯科が転換期を迎えていて“Oral Craniofacial Disorder interacted to somatic system”に進みつつある。補綴学の内容はあまり変わっていないが、咀嚼は非常に精神的な影響をうける。

[脳磁計、MMEG,Functional MRIを使用したBrain Regulationについて]

 脳磁計は絶対温度279度で出てくる超伝導、超磁波を計測する装置です。先ず体重と咬合の変化を調べた。若者だと体重が変化しても咬合は変化しないが、老人では体重が変化すると咬合も変化する。咬合によってホルモン分泌が変化し、頭痛が軽減される。寝ているときと起きているときでは安静位は異なり、脳下垂体からのホルモン分泌が変化する。咬み合わせの変化により交感神経が緊張し、内臓も変化することなどがわかった。

[顎運動と聴覚について]

 聴力が咬合を反映し、周波数により早期接触の部位を特定できる、また左右で差があった聴力が咬合調整をすることにより左右差がなくなり正常範囲になる。

[結論]

 顎関節症は、咬合接触ではなく大脳運動野に異常が起きて、運動指示系統に欠陥を持っていて、習癖がかなり続かなければ顎関節症は起こらない。“良い噛み合せは 健康と福相をつくる”



講演2

「修復から予防へ、意義を増す診断…これからの歯科保存臨床」

愛知学院大学歯学部教授  千田  彰
 フェロー

講師・千田彰フェロー
講師・千田彰フェロー
 G.V.Black 1836−1915は著書のなかで“予防と管理を目的としている、修復が目的ではない”といっている。また恩師の花沢教授は修復物、修復歯の寿命を考えると“クラウンよりもインレーを、インレーよりも充填を”とおっしゃっていた。私たち歯科医師は“すばらしい修復”を求めて、ひたすら研鑽を重ねて来たが、修復に偏重した歯科治療から脱却してより生物学的な治療を目指さなければならない。原因の追究とそれに対する治療が欠如していた。
 接着の発展は修復のための歯質削除から歯質保存のための修復を可能にしてきた。さらに今後は歯質の再生を促すような治療を選択する必要がある。これには正確な診断を行うために拡大鏡をつかった視診、DIAGNOdentを使用したう窩の診査、細菌要因の診査のためのサリバリーテストなどを行い、治療方針を決定する。これからのウ蝕治療の基本方針では予防と患者を管理する治療、ウ蝕歯質を再生させることが重要となる。さらに予防のためには個人生活習慣の改善による健康増進、健康維持のための行政による社会環境の整備、PMTC、3DSなどが必要である。ウ窩病的象牙質の再石灰化治療はIndirect Pulp Cappingとして解決できてきたが、新たなチャレンジとして根面ウ蝕の問題がある。これは病因・疫学調査が必要であり、今後の課題である。新たな切削法としては、レザー、Heal0zone TMなどがある。Bonding Systemは第三世代になっているが一番の問題点はレジンの収縮応力である。
 Operative Dentistryの原点からMinimal Interventionにより良質な医療を行い、患者に“Shape Up Smile”を提供しましょう。



講演3

「21世紀の歯科臨床を展望する」

日本歯科大学歯学部教授  小林  義典
 フェロー

講師・小林義典フェロー
講師・小林義典フェロー
 科学的根拠に基ずいた臨床ということでEBMといわれているが、歯科ではEvidence Based Dentistryと言えるのではないか。歯科臨床の目的は生理的根源である“食べる”ことから患者に豊かな生活QOLを提供することである。
 歯科の新しい技術は、接着修復、ハイブリッドポーセレン、エムドゲイン、骨再生誘導、顎提リモデリング、CAD/CAMテクニックの応用、インプラントの普及、マイクロエンド、レーザー療法、MRIなどがある。これに対して歯科臨床にかかわる大きな動向として人口構成の変化、TMD(CMD)・Orofacial Pain患者の増加、歯科材料、コンピューターの発達、先端医学の展開がある。さらにウ蝕の減少、歯周病の薬物療法の応用、少子高齢化が歯科臨床に影響を与えるであろう。歯科医と歯科教育者は補綴を主体とした歯大工から脱却して、予防に関する教育を考えるべきである。
 顎関節症は現代人の40%の人が持っているが、その内治療を必要とするのは5〜7%の患者である。おしなべてTMD患者は発症から来院まで時間がかかり、治療に反応しない患者もいる。失敗を招く因子には心配感(不安)、睡眠障害が考えられる。ブラキシズムには中枢性因子と末梢因子があるが中枢型が70%近い。ブラキシズムと咬合、TMDの発症と咬合問題との関係を見るとリスクファクターの除去が大切である。今後の歯科医の要件としては高齢社会への対応として、医科的問題をかかえる患者への対応、咬合問題と全身の機能との関係を理解することが必要である。



講演4

「歯科衛生士の将来を考える」
〜PARA−DENTALからCO-DENTALへ〜    

湘南短期大学学長  高橋  和人
 フェロー

歯科衛生士の現況

講師・高橋和人フェロー
講師・高橋和人フェロー
 1955年〜2002年まで歯科医師数と歯科衛生士数を比較すると、2万人位の差がある。25〜29歳までの就業状況を比較すると、以前は急激に減少し、就業年限が短いことが伺えた。しかし最近では就業人数が増加傾向にあり、減り方は鈍化し定着率は増加しているといえる。また卒業生の90%以上が個人立の歯科診療所に就職している。Co-Dentalになるために、歯科衛生士のこれからの教育には情報リテラシー演習、社会経済学、口腔保健学、発育歯科学、歯科保健指導(摂食)、介護実習、先進医療の補助業務などを取り入れ歯科医師に好まれる衛生士をつくる事が必要である。また歯科大学では、カリキュラムに口腔保健学を設け、歯科医師に歯科衛生士の業務を理解させるとともに、Co-Dentalとしての付き合い方を教えるべきである。
 歯科医師は歯科衛生士に独立した業務を与え、職域の拡大を可能にするために歯科衛生士法(第2条)の改定に着手しなければならない。



講演5

「国民ニーズにこたえ歯科衛生士養成を3年制に」

全国歯科衛生士教育協議会会長  櫻井  善忠
 フェロー

講師・櫻井善忠フェロー
講師・櫻井善忠フェロー
 看護師の診療補助の範囲、相対的医行為、絶対的医行為の解釈は、法律の枠組みの中ではキッチリ定められてはおらず、この境界線は流動的である。歯科衛生士がいわゆる介助や介補を行うことは法的に問題はなく、現場では診療の補助の中に介助・介補行為が混入していることから、歯科界での誤解が生じている。
 高齢化などの社会状況の変化、医療技術の進歩に伴い、歯科衛生士に求められるものも高度になるとともに、複雑化してきている。このような社会の要求に答えるために教育現場では、「健康科学」「地域歯科保健」「ライフステージ別の口腔保健管理」「要介護者の理解と対応」「行動科学」「歯科医療倫理」などが取り上げられ、歯科医学の進歩に伴い「インプラント歯科」「審美歯科」「スポーツ歯科」などについても教育していく必要がある。



このあと副会長の北村晴彦フェローより閉会の辞が述べられ、懇親会へと移った。

(江間 誠二 記)

■「歯科の未来」に参加して


熱心に講演に聴き入るフェロー諸氏
熱心に講演に聴き入るフェロー諸氏
 過去の歯牙修復処置は対処療法であり、患者が多く歯科医師が少ない状況の下で、う蝕があるから削って処置するという事が安易に行われてきたと思う。しかし一旦、削った歯牙は元の状態にもどらず、歯牙は手を加えれば、更に手を加える必要が生じ遂に抜歯する様になり、その後の補綴処置により他の歯牙までも悪くし、咬合崩壊をを招くケースが往々見られる結果にもなった。当時、歯を削らない歯科医になりたいと夢を持ったのは私だけでは無いと思う。
 現在、う蝕歯の減少、初期う蝕歯の状態での来院、IPCや3DS等処置の変化、接着材料に見られる様な歯科材料の進歩等によりう蝕歯に対する歯牙の切削量は以前と比べはるかに減少している。う蝕の予防に寄与することは継続的管理を行いリスクファクターをコントロールすることにより可能ではないかと思えるようになって来た。それは歯周病についても言える。しかし、それには患者がその様な状態を求め来院するからこそ、可能と言える。そのためには口腔内を健康に保つことが全身の健康につながり、場合によっては関連疾患の予防にもなるという事を患者に啓発し、来院する動機づけが必要である。又我々歯科医も口腔内疾患と全身疾患との関連を説明出来る知識を習得しなければならない。 そして歯科疾患を科学的根拠に基づき診断、治療、処置していく努力が今後の歯科医師にとっては不可欠と考える。

(事業運営委員会 作間 敏信 記)


講演会場に着席する谷フェロー
講演会場に着席する谷フェロー
 「歯科の未来」と題した今冬期学会に参加した印象は、1.「俺達に明日はない」(従来の対症療法中心の修復治療の偏重、すなわち削って、填めて、被せて、抜いて、入れ歯を入れて、を続けるならば)2.「無限の可能性あり」(急速に進歩し変革する社会のニーズに対応して、根本的な歯科疾患の予防と治療法が確立され咀嚼系の専門医となれれば)および3.「このままでは歯科は21世紀を乗り切れないぞ!」(少子高齢化と疾病構造の変化は従来型歯科医数の15%で充分、残り85%は不要)ととても強いインパクトと危機感を覚えた歯科界への警鐘と反省を訴える学会でありました。
 したがって、単に最新の治療・診断法の紹介や社会構造の変化と世界的な歯科界の変革の紹介に止まらず、我が国の歯科界全体で「21世紀の歯科は如何にあるべきか?(予防・管理、臨床、研究、教育および国民・行政との関わりなど、いわゆる戦略)を歯科界の存亡を賭けて、学閥やコ・デンタルとのエゴや慣習にとらわれず真剣に皆で叡智を出し合い解決していくべきだ。という強いメッセージの込められた各講師のご講演でありました。全てのフェローのみならず歯科関係者全てに「目を醒まさせる」意味で聴いて頂きたかった内容でありました。
 殊に印象的でしたのは午前の部の石川マスターのご講演で、前段では、さすがに歯科界の重鎮でなければ語れない、正に「温故知新」すなわち未来は過去・現在の延長に在り、わが国の歯科界の歴史的経緯を踏まえた、広い見地から正論とも云える本音を率直に語られ誠実なお人柄がうかがえました。また後段では、学者・研究者の視点から、大学における「脳磁系の研究」をスライドをふんだんに用いての最新の知見を紹介され「ここまで進んでいるのか」と感心いたしました。要職にあられご多忙にもかかわらず、専門学会で発表するがごとく長時間、丁寧にご講演され、加齢をものともしない先生の気概に接し、頭の下がる思いがいたしました。
 21世紀の歯科界を担うオピニオン・リーダーを自負するフェロー後輩諸兄に、暗に「もっと、しっかりせい!」と叱咤激励する貴重なメッセージと受け止めました。反省。

(谷  正明 記)

■リポート(会員限定講座)


丹野財務主事、萬屋常任理事と神津フェロー
丹野財務主事、萬屋常任理事と神津フェロー
 2月14日、ICD日本部会・冬季学会が東京歯科大学血脇記念ホールで開催された。歯科界が不況産業のトップに上げられている折から、「歯科の未来」は的を射たテーマであった。
 まず午前は、石川達也先生の講演で始まった。前半は、社会保険指導者研修会や厚生労働省の資料のもとに、日本の歯科医療の現状や、歯科医学は医学の1分野であることの歴史的背景を解説された。歯科医の需給問題、カリエスの減少、2025年頃から毎年1県単位の人口が減少することなど。日本の歯科医師数の50%を減ずる必要がある。カリエス、ペリオ、エスティティック、インプラント、ヘルスプロモーション等、歯科医療需要の拡大が試みられるが、充分とはいえない。
 後半は、近未来に色々と解明されるであろう研究の報告がなされた。 口腔内感染症、未来の咬合分析、女性ホルモンが咬み合わせによって異なることなど。顎関節症と脳内部の変化はどちらが原因で起こるのか、電子工学的機器によって明確にされる時期が来る事だろう。未来は混沌としている。そして今歯科医は何をなすべきかをじっくりと考えてみる必要があろう。石川先生のフェローの未来を案じてのお話が心に沁みた。もっと若いフェローの姿を期待したのは私だけだったろうか。

(神津  瑛 記)

■フェローリポート

大塚・石井両衛生士と森田フェロー
大塚・石井両衛生士と森田フェロー
 今回は小生のフェロー・リポートの代わりに、冬期学会に出席させていただいた、当院の歯科衛生士2名のレポートをご披露します、小生の診療におけるかけがえの無いパートナーであり、彼女達なしでは、タービンを握るのが不得手な小生の診療室は機能しないのが現状です。優秀なスタッフに引っ張られてこれからも地域医療に少しでもお役に立てればと思っております。

(森田 芳和 記)


リポート I-1

今回、初めてICD日本部会冬期学会に参加させていただき、歯科衛生士として歯科医療にどのように関わっていくことができるのか考えさせられるものとなった。歯科衛生士学校を卒業するまでは臨床経験がほとんどなく、教科書の上だけの限られた知識しかなかった私にとっては、実際の診療現場にでて学ぶことがかなり多かったと思う。私の勤めている歯科医院ではPMTCを主として予防に力を入れているので歯科衛生の資格を役立てていると感じている。しかし、半数の歯科診療所に歯科衛生士がいないという現状は少しがっかりさせられるものであった。現在、予防歯科の関心が高まっている中で歯科衛生士の資格を発揮できる場が広がってきていると思う。歯を削らない歯科治療を実現させていくためにも、歯科医師と歯科衛生士が連携していくことが欠かせないものとなってきていると思う。さらに歯科衛生士として専門的知識と技術の向上を図るために教育年限を3年制にすることや、再教育の場を設置することも必要だと感じた。

森田歯科医院 歯科衛生士 大塚 晴海


リポート I-2

ICD日本部会冬期集会に初めて参加させていただき、今まで知らないでいたことや考えもしなかったことを学ぶことができ感謝している。先生方の歯科衛生士にかける期待や協力、かけようとしてくださる教育のことを考えると私たち衛生士の意識はどうだろうかと考えさせられた。2年間の衛生士教育では学び足りないことばかりで、診療現場にでて初めてレーザーやインプラントなどの先進医療に触れどのように補助をすればいいのかなど悩むこともあった。3年生教育に移行するうえで歯科に関するより新しくより深い知識を学ぶことができる後輩たちをうらやましく思う。また、3年制教育がいま現場にいる歯科衛生士の立場や意識の向上につながればと感じた。そのためにも再教育の制度なども必要であるとは思うが、今から私たち衛生士自身でも、どの歯科医院にも必ず歯科衛生士は必要だ、と世間からも認められるように、自分にいまできる現在の診療所での仕事をきちんとこなし、できるかぎり自分自身で勉強していきたいと思った。

森田歯科医院 歯科衛生士 石井 鮎子

■懇親会レポート


司会を務める川嶋フェロー
司会を務める川嶋フェロー
 第34回ICD冬期学会は「歯科の未来」という主題のもと、平成16年2月14日東京歯科大学血脇記念ホールにて催され、その後、東京ドームホテル・42F「アリエス」において懇親会が開催されました。  今回の主題は、まさしく現在の歯科医学界がおかれている立場を考えますとタイムリーかつ、有意義な講演会であったと思われます。講師の先生方には感謝申し上げます。  そもそも、この懇親会は、長期計画委員会の主導のもと、入会2・3年のニューフェローと先輩フェローの先生方との相互の親睦を目的として開催され、多大な効果をもたらしていると確信しております。  朝9時からの石川達也マスター、千田彰フェロー、小林義典フェロー、高橋和人フェロー、桜井善忠フェローによる熱心な御講演、質疑応答により、30分おくれの午後6時よりの開催となりましたが、磯部長期計画委員長の開会の辞により、会が始まりました。司会進行は私が担当しました。栗山純雄会長より本日の学会のお礼が述べられた後、各講師の先生方に御挨拶を頂き、今年度、入会されたニューフェローの方々も壇上に立たれ、リレー形式で入会のいきさつ、感想を述べられました。ぜひニューフェローの先生方には、ICDの3大行事には参加して頂き、このような懇親会のおりには、中央に積極的に出て行き、歯科医学界中枢の先生方とのコンタクトを持って頂きたいと思います。又、これがICD日本部会最大のメリットではないでしょうか。  また、今回は、スナップ写真も委員が担当しましたので、臨場感たっぷりの雰囲気を味わって頂けたら幸いです。  水道橋の夜景を眺めながらの会は、一気に盛り上がり、和やかな雰囲気の内に閉会となりました。

(長期計画副委員長  川嶋 仁一 記)


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