国際歯科学士会(ICD)日本部会 第37回冬期学会が2月24日(土)東京水道橋の東京歯科大学「血脇記念ホール」で開催され、およそ100名の参加者がありました。テーマは“歯周病を考察する−いろいろな分野から見た歯周治療”で、6名の講師による講演が行われた。歯科衛生士の分野から遊佐典子先生、免疫学の分野から安孫子宜光先生、歯周疾患の病因の分野から野口俊英先生、東洋医学の分野から岡村興一先生、歯科補綴学の分野から佐々木啓一先生、歯科行政の分野から石井拓男先生と、それぞれの分野でご活躍の先生方が集合されました。歯周病に対して見る角度によってとらえ方が違い、歯周病に限らず、いろいろな分野から考察することは、とかく技術偏重におちいりやすい歯科医療にとって、発想の転換をせまるものであり、参加者にとっては大変有意義な一日となった。
(学術研修委員長・富永正志 記)