事業運営(冬期学会担当)委員会 委員長 斎藤 隆史
去る2024年3月10日(日)に日本大学歯学部創設百周年記念講堂において第54回冬期学会が開催されました。これまで数年にわたりCOVID-19感染拡大防止の観点からライブ配信による開催でしたが、今回は久しぶりに対面での開催となりました。本学会のテーマは『超高齢社会へ歯科医師からの提言』で、臨床、基礎のそれぞれ異なる視点から超高齢社会における歯科臨床の現状を考え、今後の歯科医療の方向性を探り、我が国の健康長寿社会の実現に寄与することを目的としました。東京歯科大学名誉教授 柴原孝彦フェローから「知っていて欲しい、口腔がんのこと」、昭和大学歯学部講師 片岡有フェローから「超高齢社会を支える歯科材料の潮流」、米山歯科クリニック院長 米山武義フェローから「口腔環境が国民の健康格差を生じさせている!? ―40余年の在宅医療を振り返り、未来に託すこと―」と題したご講演をいただきました。どれも明日からの臨床に直結し、さらにこれからの歯科医療のあり方を示す有益なご講演でした。その後、超高齢社会における歯科医師の役割について活発なディスカッションが展開され有意義な学会となりました。
柴原フェロー |
片岡フェロー |
米山フェロー |
企業展示 |