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フェローの声


 イタリア・アルプスとドロミテ街道巡りの旅
片山 公平 フェロー

今回まわった地点・地図
期 日
2002.8.9〜8.17(9日間)

旅 程
   成田・ミュンヘン・インスブルック・
コルティナダンペッツオ・ボルツアーノ・
コモ・ミラノ・成田

8月9日
成田・ミュンヘン

8月10日
ノイシュヴァン シュタイン城
この地を訪れるのは1978.12(約24年前)から2回目。
ノイシュヴァン
シュタイン城
同城(1978.12)
雪の銀世界 ネガフィルムとして保存
ヴィース教会 雪のヴィース教会(1978.12)
このあと、インスブルックへ移動。天候が下り坂。雨模様のため、王宮などを見学してホテルに向かう。
インスブルックの街

8月11日
オーストリア・イタリア間のブレンナー峠を越えるバスの旅。途中モミの林の緑に包まれた信じられない程透明な青緑の湖面を持つブライエス湖(1495m)に立ち寄る。

灰色のドロマイドの岩壁が印象的で、雨上がりのエメラルドグリーンの水面はすばらしいの一言に尽きる。
ブライエス湖
コルティナ・ダンペッツオは標高1224m〜3243mのアンペッツオの谷底の中心にある街で、ドロミテ山塊の心臓部とも云える。
コルティナ・ダンペッツオ
8月12日
ロープウェイを3回程乗り継いでトファナ山(3243m)に登り、ドロミテ渓谷の雄大なパノラマを眺める。
ダンペッツオの街 2480m第2中継地点よりのパノラマ トファナ山頂0℃
雪の世界

ドロミテの真珠 ミズリーナ湖(1756m)

他の湖と比べてかなり大きな湖。湖の周りを一周すると歩いて1時間半ほどかかり、ソラピス、マルマローレ、ラヴァレードなどドロミテの山々に囲まれている。ここは観光化されておりホテル、レストランなどがある。
ダンペッツオ連泊
ミズリーナ湖
8月13日
ダンペッツオを出発してドロミテ街道をバスにてドライブ。切り立った山々、神秘的な湖などの変化に富んだ街道を経て、西の玄関口にあたるボルツアーノへ向かう。

ボルドイ峠(2339m)からロープウェイで山頂サッソ・ボルドイ(2950m)に登る。マルモラーダ連峰(3342m)と氷河が美しい。

この辺りで気付くのは、バスの通る山道を前後して縫うようにしながらペダルを漕いで行く自転車の列がよく見られることだ。生まれたときから長い間山に親しみ山を愛し、と同時にスポーツを楽しむ姿勢が感じられて、うらやましくもあり、すがすがしい気分だ。このあと、カレッツァ湖へ立ち寄る。
ロープウェイ
マルモラーダ
針葉樹の森に囲まれた小さな湖。ティナッチョやラテマール山の切り立った山々に囲まれている。エメラルドグリーン或いはペパーミントグリーン色の神秘的な湖でドロミテ系で最も美しい湖の1つ。
カレッツァ湖   
8月14日
ボルツアーノからオロビエアルプスを抜け、イタリアのリゾート地コモ湖までの7時間のバスドライブ。途中、ソンドリオで昼食休憩。
ソンドリオの教会
8月15日
コモ湖での散策は、カテドラル、フルナーテ山行きのケーブルカー、専用ボートによる湖上遊覧など。
コモ湖 湖畔の別荘など
ケーブルカー
グランドホテル ヴィッラ・デステ ヴィッラ・デステの庭園

ムッソリーニ、ソフィアローレン、ベルサーチなど著名人達の豪華な湖畔に並ぶ別荘。映画「舞踏会の手帖」の舞台となったヴィッラ・デステを一番角度が美しいと云われる湖上からの撮影。
コモ湖連泊

今回のアルプス・ドロミテの旅は以上で終了いたしました。

 イタリア紀行・まとめ

 生まれた静岡という土地柄からか、昔から私は人一倍富士山に親しみを持っている。その山に2度の登山もして、山というものが見た目と直接土に触れることの相違のあることも肌で感じている。昭和55年(1980年)11月、ネパールのカトマンズからシャンボシェ空港(3400m)にプロペラ機で上って、そこに建てられているエベレストビューホテルの窓から20km前方のエベレストを眺めたこともあり、山の気高さを実感した次第です。

 昨年ある雑誌でアルプスに湖水地方という風光明媚なところがあることを知り、早速8月に出掛けることになった。

 この旅行の日程をよく調べてみると、ノイシュヴァンシュタイン城観光との項があり、ここは1978年(24年前)に行ったロマンチック街道の旅で立ち寄ったことを想い出した。当時は12月の末で一面雪の銀世界だったので、ネガフィルムを探し出して、今回の夏と比較した次第です。

 山の高さにもよりますが、そこに生活する人々とのかかわり合いも土地により異なります。ヒマラヤでは3500m付近にもそこに定住して生活している家族がいます。アルプスでは自転車を駆使してスポーツなどを楽しみ、人々とかかわり合っています。その地方によって人の知恵の出し方もいろいろあるということを今回の旅でも感じた次第です。
 
以 上

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