写真で綴る横田基地
第1回横田基地国際交流会
「横田基地内の道路は左側、右側どちらの通行でしょうか?」
と言われた佐藤吉則先生の我々への質問から始まりました横田基地とICDの第1回交流会。
出席者は、齋藤 毅 会長、佐藤 吉則 国際理事、磯部 茂 財務主事、和泉 一清 先生、貝塚 浩二 先生(国際交流委員)と私です。
人徳のお陰様か、お天気にも恵まれ、渋滞にあうことなく順調に横田基地に到着し、最初の検問を無事に済ませ、日本と同じ左側通行の道路を一路歯科のクリ ニックをめざし、広い横田基地の中を、遠くに見える飛行機とその滑走路(長さ3km、幅61m)を横切りながら歯科とメディカル棟のある場所に着きまし た。
メディカル棟
写真は歯科のあるメディカル棟の前で出席者全員で撮りました。
メディカル棟は左右に2連あり、向かって左側の方の別館と言われる所のほとんどが歯科になっております。まずはミーティングルームで横田基地の歯科室概要の説明を聞き、約32診療室の見学を致しました。
技工室
This is a"CLEAN AREA"
No infectious material beyond this point
技工室の設備は、技工物の滅菌、消毒、製作にいたるまで日本人の技工士がよく説明をしてくれました。
CAD-CAMの作製については、PCで設計をして、CAD-CAMのある沖縄の嘉手納基地に転送して、作製し、患者に装着するということでした。
マイクロスコープ
チェンバレン大佐の部屋には、マイクロスコープが置いてあり、大佐に説明を聞きました。
Emergency
緊急時における生体情報モニター、AED、酸素マスク、薬剤などがすべて一括して器具に設置されており、それは毎日点検され、各階ごとにありました。
基地内
懇親会の前に横田基地内を案内していただきました。広い横田基地の滑走路を到着時と夜間を写真に撮りました。当日は天候が良く、富士山が遠くに見えました。
滑走路を横切る時などは飛行機の離陸、到着によって信号待ちになります。
基地内には、当然住居であるマンションが立ち並び、ショッピングモールとまではいかないまでも、ほとんど小さなデパート様のコミュニティーセンターがあり、我々が購入する事が出来ませんが、案内をしていただきました。
第1回横田基地国際交流懇親会
「基地内の設備は、空軍らしく、規律は前ほどではありませんが上官と兵士に分かれていて、我々が懇親会場として招かれた所は、上官が使用を許される場所でした。オバマ大統領が横田基地にいらっしゃるとしたら、ここを使用するのでしょう。
たぶん?
◆ ◆ ◆
その設備の中で小日本庭園があり、新しく出来たばかりの総檜の和室で懇親会が開かれました。
◆ ◆ ◆
最初に、齋藤会長からICDに本部会の雑誌が手渡されました。また、懇親会終了間際には、グリム大佐から、記念品のコインが我々に一人一人手渡しをして頂きました。
それには“NO BITE、NO FIGHT”
と書いてありました。各基地で言葉が違うそうで、それを収集している方もいらっしゃるそうです。和やかなうちに、懇親会も終了し、帰路につきました。
以上、第1回横田基地国際交流会をご紹介、ご報告致しました。
写真では語りつくせないこのような広い空間のあることを、また、日本でありながら、日本でない横田基地、されど日本に順応するための規律が見られる横田基地。
「百聞は一見にしかず」の諺どおり、外から見ていた横田基地と実際を自分の眼で見たことにより様々な事を考えさせられた一日でした。戦争のある世の中ですが、平和な日本はやはり日本人だけの努力のみならずであることを多少なりとも考えさせられました。
この報告で横田基地を少しでも身近に感じていただければ幸いです。
最後になりますが、横田基地をご案内頂きましたグリム大佐、チェンバレン大佐、通訳の酒井さんには大変お世話様になりまして、本当に有難うございました。
安全かつ快適な運転をしてくださった歯科医師である加島先生、両手を駆使してDVDやたくさんの写真を取ってくださった貝塚浩二先生には大変感謝いたしております。
どうぞ、ICDのフェローの皆様、此れからも続くであろう第2回目の横田基地との国際交流には、是非一度はお出かけ下さいませ。
|