本年は新型コロナウイルス感染症が世界中に蔓延し、日本も多大な影響を受けております。そのために国際歯科学士会(ICD)日本部会の総会も規模を縮小して6月6日ホテルメトロポリタンエドモントにおいて開催され、後日代表理事(会長)他選定のための理事会が行われ、その席上で宮負長の後任として就任し身の引き締まる思いです。
本来であれば今年11月「国際歯科学士会創立100周年記念祝賀会」の行事が名古屋の地で千田 彰国際会長の下、加盟国122カ国からのフェローが集結し華やかに行われる予定でしたがコロナ禍の影響を受け、やむなく来年9月に延期になりました。
国際歯科学士会は、ハンガリー生まれでのちにアメリカへ渡航した5か国語に通じる学問に熱心な研究家であったDr. Louis Ottofyと奥村鶴吉先生の努力でこの会が創立しました。
この会の理念は「歯科医療における崇高な奉仕の精神を自覚し、道義をわきまえ歯科医学の水準を高め、フェローとしての誇りを維持することに努める」とあります。100周年を迎えた今年は世界に12,000人を超えるフェローを擁する組織へと発展しております。
私は奥村鶴吉先生とDr. Louis Ottofy の基本的理念を大切にして私たち日本人が持っているおもてなしの心、品位品格を大事にしながら学術団体として共に歩む理事の方々と協力して会務を行い、次の100年への第一歩を踏み出したいと思っております。
皆様のご指導、ご協力をいただきますよう心よりお願いいたします。 |