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出航前のぷかり桟橋にて |
さわやかな風と艶やかな花の気配が辺りを包む5月は春を存分に味わえる季節でもあります。そんな中、5月7・8日とICD日本部会の総会・認証式(神奈川大会)がヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルで行われました。
大型連休直後の金曜日、土曜日とあって、参加者の出足を心配いたしましたが、多数のフェローの参加とご協力により盛大に開催できましたことに、先ずは感謝とお礼を申し上げたいと思います。
今回は例年行われているエクスカーション(日帰り小旅行)をやめ、横浜のロマンチックな夜を味わってもらいたいという主旨から、前夜祭として5月7日(金)にウエルカム・ディナークルーズを企画致しました。
会場のホテル直横(ぷかり桟橋)をPM7:15出航の2時間コースでしたが、当日は天候もよく、波も穏やかで、ミナト横浜の夜景に加えて、メインルームではハワイアンメロディーが春風とともに頬を撫でるように流れ、ロマンチックなディナークルーズでしたが、予定人数の2倍近い(102名)参加者があり、少々暑苦しかったかもしれません。嬉しい誤算の一つでした。
翌5月8日は午前10:00より全国理事会が同ホテル「パール」の間で開催され、報告事項や次年度計画、並びに決算、予算案が審議されました。また一方、10:30より「アトランテェック」の間では2004年度新フェロー18名(3名欠席)、2003年度の新フェロー2名、合計17名のオリエンテーションが長期計画委員によって行われました。新フェローの緊張した面持ちが、数年前の自分と重複し、懐かしく感じられました。
一般受付が開始される12:00頃になると、あちこちからフェローが集まってこられ、再会を喜びあいました。
今回はフェロー109名、同伴夫人46名、国際来賓7名国内来賓5名、国際留学生4名、合計171名と、実行委員会の想定参加者を大幅に上回り、これも嬉しい誤算でした。
特にDr.Castillo ICD国際会長ご夫妻(ペルー)、Dr.Sekiguchi ADA会長ご夫妻(USA)、Dr.Horiuchi ICD国際前会長ご夫妻(USA)、Dr.Chan ICD国際副会長(台湾)等、外国からの来賓が多数出席され、実行委員一同感謝感激の極みでした。
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交替式で握手を交わす新旧両会長 |
13:00からホテル「パシフィック」の間で、総会(議長は前澤フェロー)が始まりました。今年の総会は会長交替期の総会でもありましたので、報告や議案が全て承認された後、会長交替式が行われ、栗山会長から小室新会長に「ICD日本部会・会長ネックレス」が継承されました。小室新会長は就任挨拶の中で、1) 全国に5つの支部を立ち上げ、本部と支部の意思疎通を計る。2) 国際活動をより充実したものにする。先ずはアジア地域で定期的な交流の機会を持つようにしたい。3) 学術活動を充実させるために、海外講師等の招請を視野に入れた活動を行う。4) 組織の法人化の実現など4つの課題を挙げられ、その実現に向かって努力する…と述べられた。
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厳粛な雰囲気の中で行われた認証式 |
14:00からの認証式は厳かな中にも和やかな雰囲気の中で始まりました。BGM(威風堂々)が流れる中、新フェローが前衛(北詰フェロー)、後衛(青木フェロー)にエスコートされて入場され、会場から拍手で祝福されておりました。国歌斉唱の後、認証状、KEY、綱領の伝達とDr.Castillo国際会長、小室日本部会会長から訓示がありました。新フェローを代表して新谷明喜フェローが宣誓され、15:00に式は終わりました。
情報過多の現代社会においては、心底感動することが少なくなっている昨今ではありますが、新フェローにとられましては、この感動を肝に銘じて、歯科界のオピニオンリーダーとして、ICDでは勿論のこと、各分野でご活躍いただければ…と思います。
20分のコーヒーブレイクの後、15:20から地震予知連絡会会長の大竹政和先生を迎えて、「地震と予知」という演題で特別講演会が始まりました。
現在の科学では完全な地震の予知というのは難しく、従って突然来る大地震や津波に備えて、耐震性の高い、強くてしなやかな町や社会システムをつくる。この事前の「備え」こそが地震列島を防災列島に変える要である・・というのが結論だったと思います。
40分のカクテルタイムの間、「パシフィック」会場はパーティー形式の会場に模様替えとなり、17:30より懇親会に移行しました。
会長挨拶、来賓紹介(ICD国際会長、ADA会長、神奈川県歯科医師会会長、ICD国際前会長、ICD国際副会長、PFA会長、GC社長、モリタ社長)がありましたが、来賓挨拶でDr.Sekiguchi ADA会長の予定時間を大幅に越えた熱のこもった挨拶があり、司会(根岸フェロー)が困惑されていました。ADA会長の挨拶は「倫理に基づいた科学」を述べられたように思いますが、最初から30分くらいの講演時間を別にとっておくべきだったと思いました。
続いて、新フェローの紹介、国際留学生の紹介(韓国から4名)がありましたが、懇親会の圧巻は20世紀の初頭、華僑一世の人達によって、横浜に伝えられたという獅子舞でした。
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横浜華僑青年団の獅子舞 |
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横浜華僑青年団の舞う獅子舞は華やかでエネルギッシュで、頭を噛んでもらうと「福が来る」ということから、会場は大いに盛り上がりました。
閉会予定時間を20分くらい超えて、2003年7月から準備したICD日本部会・総会認証式(神奈川大会)は無事終了し、家路につく方、2次会に急ぐ方、と三々五々に別れましたが、会場では「蛍の光」のBGMが静かに流れていたのが印象的でした。
参加されたフェローの方々、ご協力有難うございました。そして、関係各位の方々、本当にお疲れ様でした。
(事業運営委員会 永海 弘和 記)
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Dr.Castillo 国際会長 |
Dr.Sekiguchi ADA会長 |
大森神奈川県 歯科医師会会長 |
桑幡PFA 日本部会会長 |
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